NETIS登録番号:KK-000021-V
地下構造物の漏水を抑止する工法。躯体コンクリートに小口径削孔ドリルで貫通孔を開け、そこから外側(裏面)に水性エマルション樹脂を注入。
あらゆる漏水経路を樹脂が逆流浸透し、新たな遮水層を形成する。付着力が大きく、体積の減少もほとんどないので、後施工の外防水が形成される。
東京湾の埋立地に位置する都立東京港野鳥公園ネイチャーセンターの改修工事など、沿岸施設の実績多数。

ビトグラウト-UG注入工法の特徴及び施工性
注入材圧入パッカー「ビトパッカー」を用い、先行注入材「ウォーターセラミックGF」を注入後、裏面防水膜形成材「ビトグラウト-UG」を注入。躯体背面に防水膜を形成し、裏面からの水の浸入を防ぎ、その効果を長期にわたり維持する工法です。
①施工方法
ビトグラウト-UG注入工法では、躯体を貫通する注入孔(Φ10mm)を設計、そこから防水膜形成材を注入するので、水の浸水経路を確実に遮断します。
また隣接する注入孔からの材料の溢れ出しで、”目視”により充填が確認できます。

ビトグラウト-UG注入工法注入材拡散イメージ
①施工方法
ビトグラウト-UG注入工法では、躯体を貫通する注入孔(Φ10mm)を設計、そこから防水膜形成材を注入するので、水の浸水経路を確実に遮断します。
また隣接する注入孔からの材料の溢れ出しで、”目視”により充填が確認できます。

ビトグラウト-UG注入工法注入材拡散イメージ
②材料特性
ビトグラウト-UG注入工法で使用するビトグラウト-UGは、ウレタン樹脂で見られる加水分解やバクテリア浸食が無く、長期的に止水(遮水)効果を維持します。
躯体を貫通する注入孔(Φ10mm)を設計、そこから防水膜形成材を注入するので、水の浸水経路を確実に遮断します。
また隣接する注入孔からの材料の溢れ出しで、”目視”により充填が確認できます。
③長期止水性
ビトグラウト-UG注入工法では施工箇所の追跡調査を実施しています。後述のトンネル事例では既に17年を経過し、再漏水は未だ見られません。
補修対象構造物が厚い場合
ビトグラウト-UG注入工法における削孔作業は電動ドリルビット(Φ10mm)を基本としています。削孔に用いるドリルビットは、有効長300~2,000mmにわたり、長尺物は特注品となります。


止水工法に用いる注入材には、漏水を伴う損傷に対応するものと、漏水箇所には不向きな材料及び使用出来ないものに分類されます。それぞれの特徴は以下の通りです。

ビトグラウト-UGは止水(遮水)に特化した材料なので、制度の高い止水(遮水)効果を長期にわたり持続します。
裏面注入止水工法比較表

施工事例 ASR対策工事
国土交通省 中部地方整備局 国道41号 船津トンネル

施工事例 橋台止水工事(躯体厚1,500mm)
佐賀県 武雄市 まちづくり部建設課
